来年には小学校入学、我が子はきちんと座って授業を聞けるのかな?勉強についていけるかな?など不安に感じられる親御さんも多いのではないでしょうか。
小学校に入るといよいよ本格的な勉強がスタートします。
もちろん、学校の授業も大切ですが同時に取り組んでいきたいのが家庭学習。
入学前から家庭学習でコツコツ机に向かうことを習慣づけることでお子さんは学校での授業にもより集中し、自信を持って学びを進めることができます。
また、小学校に入ってからも意欲的に勉強に向き合えることでしょう。
とは言え、家庭学習を習慣づけることは簡単ではありません。
我が家にもこの4月小学校入学の次男がいます。次男は体を動かすのが好きなほうでじっと座ってるタイプではありませんでした。
少しでも机に向かう習慣がつけばいいなと思い年長にさんになってから実践、現在私が声掛けしなくても学習するようになりました。
今まで何度かチャレンジしたことがありましたが失敗して教材が無駄になるなんてことも。
そこで今回は我が家の失敗談も交えながら家庭学習を習慣化するためのコツをご紹介していきます。
お子様の家庭学習に悩まれてる方の参考にしていただければと思います。
小学校入学前に家庭学習を行うメリット
家庭学習って必要?
小学校に入ってからじゃだめなの?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが早いうちから家庭学習を行うと得られることがあります。
そのメリットについて解説していきます。
学びの土台作り
入学前に机に向かう習慣をつけることで、学びの土台ができます。
学びの土台ができると、子どもは自然と学ぼうとするでしょう。
また、学ぶ習慣を身につけることで、子どもの「もっといろいろ知りたい」という気持ちが増えることも期待できます。
入学後の学校生活がスムーズに
入学前に机に向かう習慣を身につけておくと、入学後の学校生活や家庭学習をスムーズに始めやすくなります。
小学校では一定時間、椅子に座って授業を受けますよね。
入学前に机に向かうことに慣れていると「授業を受けるという環境」へも適応しやすくなります。
また、宿題を短時間で集中し終わらせたりすることにもつながるでしょう。
親子の信頼関係ができる
お子さんだけでなく親も一緒に丸付けや見直しを楽しく行う習慣ができていれば、入学してから宿題などの悩みを抱えた時も一緒に取り組みやすくなるでしょう。
親子の信頼関係づくりにもつながります。
集中力や計画性が身につく
学ぶ習慣を身につけることで、集中力がつきます。また毎日続けることで、集中力をあげることができるでしょう。
学習時間を決めたり、学習の進め方を考えたりすることで、計画的に物事を進めることができるようにもなります。
小学校入学前の家庭学習の進め方
まずは机に向かうことが目的になります。
机に向かうことが嫌になってしまうのは避けたいので、楽しみながら少しずつ始めるのが良いでしょう。
スモールステップで始める
失敗するのが(できなかった)が難しいくらい小さく始めることが大切です。
例えば、毎日5分だけする、1ページだけ問題集を解くなど、簡単な目標から始めましょう。
我が家の次男は1ページでもなく1問からにしました。
はじめは通信教材をたのんで1日1ページにしてましたがそれも続かなかったからです。
決めていることができないと親もイライラしちゃってそれがまた子どもに伝わって悪循環になっちゃうんですよね。
なので少しから始めて徐々に増やしていくのがベストです。
いきなり学習することが難しい場合は一緒に塗り絵をしたり迷路をしたり遊び要素を取り入れるとよいでしょう
学習に対するモチベーションを高める
学習に対するモチベーションを高めるために、子供が興味を持てるような教材を選ぶことが大切です。
また、その興味はお子さんによって異なることを理解して選ぶと良いでしょう。
我が家のことを例にして分かりやすく説明していきます。
長男が家庭学習を始めるときは私が子どもの頃に使っていて良かったポピーを選びました(現在は本人希望でベネッセのチャレンジを使用中)
ポピーは低価格で玩具などが付属していないため家庭学習のスタートに最適です。
ポピーの無料お試し教材を申し込んで長男に見せたら「これやりたい」と意欲的。
それから毎日たのしんで取り組むようになりました。
ポピーの幼児教材はキャラクターが存在して物語風に進んでいき、子どもが大好きなシールがたくさんついていて、子どもごころをくすぐります。
キャラクターが好きな長男にとって出てくるキャラクターと一緒に学習を進めるのが楽しかったようです。
ですがキャラクターに全く興味を持たないタイプのお子さんもいるでしょう。
それが次男です。
長男が気に入ってくれたから次男も気にいるだろうと安易に教材を申し込みました。
しかし全く興味をしめさず、気が向いた時しかしてくれない。
だから毎月どんどん教材が溜っていくようになり解約。
次男の家庭学習は諦めていたら、あるとき長男が解いてる問題に興味津々。
「ぼくこれやりたい」って言ったのがまちがい探しでした。
それから長男の教材のまちがい探しだけを一緒に解くようになったんです。
そこでまちがい探しの教材を買ってきて家庭学習を再開することに。
すると毎日問題を解くようになり、机に向かう習慣ができるようになりました。
学習教材を選ぶときは
・人気や評判で選ばない
・兄弟だからと安易に同じものを選ばない
・本人が興味あるものを選ぶ
を参考にしてください。
教材を買うのがまだ早いと思われる方は簡単に自作されるとよいでしょう。
学習開始のきっかけをつくる
学習を始めるきっかけを決めておくことが大切です。例えば、帰宅後すぐに学習する、夕食後に学習するなど、お子さんに合った時間帯を決めましょう。
我が家ではおやつを食べたら学習を始めようと決めて取り組んでいました。
今は自分たちで計画を立て好きな時間に取り組んでいますが習慣化するまでは毎日同じ時間に行うのがよいです。
始めやすい時間をお子さんと相談して決めると良いでしょう。
小学校入学前の家庭学習を習慣化するには
家庭学習をはじめても継続しないと習慣化にはつながりません。
次に始めた家庭学習を習慣化するにはどのようにすればよいかを話していきます。
学習しやすい環境を作る
学習する環境が整っていないと集中することができません。
学習しやすい環境を作ることが大切です。
だからと言って、特別に部屋を用意しなくてもリビング学習で充分です。我が家もリビング学習。
その際に気を付けたいのは、いつでもテーブルの上をきれいにしておくことです。
テーブルの上が散らかったままになっているとお子さんも集中して学習に取り組めません。
リビング学習の一番のメリットは、なんといっても子供が学習している姿を近くで見れること。
子どもも親が近くにいてくれることで、安心感を持つことができたり、学習のやり方がわからないときもすぐに聞けたりといったメリットがあります。
慣れるまではお子さんが学習してる間、横で読書したり家計簿つけたりそばにいることをお勧めします。
ですがあくまでも見守るだけ、口出ししたりはしないようにしましょう。
また、教材などはお子さん自身が取りやすいように工夫するとよいでしょう。
次男のBOXは長男のお下がりですがベネッセでもらえるこのBOXはしっかりして問題なく使用できてます。
教材と筆記用具がまとめられるのでとても便利です。
毎日継続する
毎日少しずつでも学習することが大切です。継続することで、学習が習慣化しやすくなります。
習い事やイベントなどで時間がない時は決めてる量をすべてするのではなく一つだけでも良いので行うようにするとよいでしょう。
時間がないからしなくてもよいという感覚から時間がない中、少しでも取り組めたという自信にもつながります。
学習時間と内容を明確にする
学習時間と内容を明確にしてお子さんの成長を分かりやすくしてあげることが大切です。
例えば、時計を使って「今日は〇の針から〇の針までできたね」と学習時間を教えてあげたり、「この間書けなかった文字が書けるようになってる」など過去に解いた教材などは捨てずにお子さんのレベルが上がっていることを見せてあげるのもよいでしょう。
するとお子さんも喜び、自信にもつながります。
褒めてあげる
子供が努力したことを褒めることで、やる気を引き出すことができます。
毎日机にむかえていること、問題に取り組めてること、はじめはそれだけで素晴らしいことです。
また先ほどお話したように以前と比べてできるようになったことを大げさにでもよいので褒めてあげましょう。
すると、もう少しやってみるにつながります。
親子で学習を楽しむ
家庭学習を習慣づけるためには、親子で楽しみながら学ぶことも大切です。
教材に取り組むのも大事ですが時には一緒に絵を描いたり工作することも楽しみの一つになります。
絵を描くことや工作を通して子どもたちは創造性を発揮し細かな作業をやり遂げる力や集中力を養うことができます。
その活動はただ楽しいだけではなく親子のコミュニケーションも深めてくれるでしょう。
我が家では一緒に絵を書いたり、ブロックを作ったりして楽しんでいます。
やりたいことの前に家庭学習を終わらせておく
幼稚園などから帰ってきたらテレビやYouTubeが見たい、ゲームがしたいなどお子さんが楽しみにしていることがあると思います。
先にテレビを見たり、ゲームをしてしまうと楽しくなってもう学習どころではなくなってしまうのでやりたいことの前に家庭学習を終わらせるようにしましょう。
そして決めた課題を終えたら好きなことをさせてあげてください。
まとめ:小学校入学前に家庭学習を習慣づけるのに必要なこと
小学校入学前に家庭学習を習慣づけるのは簡単なことではありませんが工夫をすれば不可能ではありません。
・スモールステップで始める
・お子さんのモチベーションをあげる
・学習する環境を整えてあげる
・親子で楽しむ
学習をあんなに嫌がってた我が家の次男も朝起きたら一人でリビングで学習しています。
はじめは慣れるまでに時間が掛かりますが遊び感覚で親子一緒に学習することからはじめてみましょう。