マイホームを購入するとき、多くの方が住宅ローンを利用されると思います。
住宅ローンは何十年と言う返済期間になるケースが多いので、その間支払いが厳しくなってしまうことが考えられます。
また、近年は新型コロナウィルスの影響もあり返済がつらいと感じる方が増えているようです
・夫が病気やケガ、転職などで給与が減少してしまった
・子供の教育費が思った以上にかかるようになった
・そもそも無理なローンを組んでしまった
このまま返済が厳しい状態を続けるとどうなってしまうのでしょうか?
我が家は夫の退職勧奨に直面し、今後の生活をどのように送ればよいのか?どうすることがベストなのかを考えました。
その結果、マンションを売却し現在賃貸マンションに住んでいます。
そこでこの記事では住宅ローンの返済がつらくなったらどうして賃貸マンションに住み替えることを検討すべきなのかを解説していきます。
・住宅ローンの返済が辛いと感じている人
・今は余裕があるけど住宅ローンの返済に不安を感じている人
実体験をまじえてお話ししていきますので住宅ローンについて心配・不安を感じている方の解決策のヒントになるはずです。
住宅ローン返済がつらい、ローンが払えなくなったらどうなる?
住宅ローンの支払いに困り滞納すると金融機関は所定の手続きを開始します。滞納1回ですぐにマイホームを手放さないといけないことはありません。
しかし滞納が続けば競売にかけられます。
滞納から競売までの流れは以下のようになります。
滞納1回目.通知書(ハガキ)が送られる→2回目.通知書(ハガキ)に加えて電話→3回目.通知書から内容証明の督促状に変わる
→非対応でいると催告書が届いて競売申し立てにいたる最後通告になります。
放置すると→期限利益の喪失によって一括返済を求める請求が届く→一括返済ができないと保証会社による代位弁済→保証会社による競売申し立て→裁判所が受理→競売となります。
*期限利益とは本来一括で支払うべき借金を複数回に分けて支払うのがローン。ローン契約では一定期間内に一定のペースで返済することが認められており、その借り手に与えられた権利のことを言います。
*代位弁済とは万が一借りたローンを返済できなくなった場合、代わりに保証会社が金融機関に一括返済すること。
このように住宅ローンの返済が滞ると最悪の場合は競売にかけられ強制的に自分の家から立ち退かなければならなくなります。
なので滞納する前に早めの対処が必要!!
つらいと感じたらそのまま放置せずできることから始めましょう。
住宅ローンの返済がつらいと感じたら、対策すべきこととは
何らかの理由で毎月の返済が辛い・不安と感じるようであれば早めに対応策を考える必要があります。
我が家は夫が50代であったため退職勧奨後の再就職は厳しい状況になると考え、住宅ローン返済の不安を抱えることになりました。
3か月後に退職が決定していたため早急に判断すべきだと考えました。
ローンの確認と家計の見直し
ローンの残債がいくらあるのか?何年までの支払いになっているのか?まずは知ることが大切です。
我が家は夫が結婚する以前から住んでいたマンションだったため私は大体のことしか知りませんでした。
なので夫に住宅ローンについて詳しく聞き、金額や返済プランを知ったうえで今後どのようにするかを考えました。
また家計を見直しムダな出費がないかをチェックすることも大切です。
ムダを減らすことで返済が可能であれば検討する価値はありますし、不可能であっても後々に役立ちます。
余談ですが我が家は格安スマホに変え、外食を減らし、メルカリを活用したりとムダを削減することができ今の暮らしにも役立っています。
ローン返済プランの見直し
住宅ローンの返済に困ったら金融機関に相談してみましょうとサイトでもよく見かけます。
・ローンの借り換え
・返済期間を延ばして毎月の返済額を減らす
・一定期間の返済を減らす
・ボーナス返済を減らす
など返済プランの見直しを提案してくれるでしょう。
ですが手数料や諸費用が掛かってしまうこともあるのでメリットがあるかどうか慎重に検討しましょう。
我が家は借り換え済みでしたし夫の年齢を考えローンをなくす方向にしたかったため、返済プランの見直しはしませんでした。
家の売却相場を知る
住んでいる自宅の価値がどれくらいかを知っておく必要があります。資産価値の程度によってマイホームを売却をするかいなかを判断する材料になります。
ここ数年不動産価格が上昇、特にマンションの価格推移は大幅な上昇傾向にあります。
出典元:国土交通省
我が家もマンションの価格が高騰していると言う情報からまずはマンションの相場を知ることから始めました。
自分で売却相場を知る方法は
・レインズマーケットインフォメーションで調べる
・土地総合情報システムで調べる
・マンションならマンション名をネット検索する
実際私は調べてみた結果、マンションの価格が高騰していることを実感でき自宅を売却することを検討してみようと思いました。
ですので調べて見ることをお勧めします。
住宅ローン返済がつらいと感じたら、マイホームを手放すことを検討しよう
せっかく買ったマイホームですが手放す(売却する)ことを検討してみましょう。
先ほども述べたようにローン返済が滞ると競売にかけられ強制退去になりかねません。
競売にかけられた物件の売却価格は市場価格の6~7割程度になってしまいます。
自宅を手放してもローンの残債が多い場合は売却金では清算できず自宅を失った上に借金が残ってしまいます。その場合、家賃など住居費を払いながら借金返済をしなければなりません。
元々経済的な問題を抱えている世帯にとっては過酷なものです。
なのでどうせ手放すことになってしまうなら早めに決断し、より高値で売却するほうが賢明です。
ここ10年の不動産価格は上昇しており2022年も上昇しました、ですが今後はどのように変化していくかはわかりません。
不動産価格が上昇している今、売却することを検討し計画を進めることをお勧めしたいです。
我が家は自宅を売却し賃貸に住み替えたことで資産ができました。
たまたま運が良かっただけかもしれません。
ですが皆さんにその可能性はあるんです。
今はローン返済時と同価格帯の住居費を払っていますが資産ができたため毎月の貯蓄は少ないものの不安はありません。
また今後、さらに減給になった場合でも今より家賃の低い所へ引っ越すことができるという安心感もあります。
参考までに
我が家は3LDK 70.56㎡ 築15年 2023年隣にマンションが完成予定でしたが2021年に購入価格よりも高値で売却。
実際、不動産価格を査定してもらうまでは本当に高値で売れるのか?という不安がありましたが住宅供給不足ということで高値で査定してもらうことができました。
マンション売却には一括査定がおススメです。
☆一括査定のメリット
・複数社に査定してもらうことによりマンション売却予想価格の幅を知ることができる
・複数の担当者に対応してもらうことで自分にあった人(この人に任せたい)を探せる
一括査定では価格を比較することに重点をおきがちですが不動産会社の比較が大事です。
担当者が信頼できるか?熱心さやサービス、専門性などを比較することができます。
おススメの一括査定は↓
全国1500社以上の不動産会社と提携、最大9社まで査定の簡単一括査定”マンションナビ”
まとめ:住宅ローン返済がつらいと感じたら住み替えを検討しましょう
住宅ローン返済をつらいと感じる人が賃貸に住み替えを検討すべき理由は
・住宅ローン返済が滞ると競売にかけられ自宅を強制退去させられてしまう可能性がある
・返済プランの見直しは手数料や諸費用がかかってしまいメリットにならない場合がある
・不動産価格が上昇している今、自宅を売却することで資産が得られる可能性がある
・賃貸マンションだと収入の増減によって住み替えができる
です。
毎日心配や不安にさらされるくらいなら一度住み替えを検討したほうがよいです。
まずは家の売却相場を調べることから始めてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。