いつの間にか梅雨も明けて夏本番になってきました。
夏といえば虫。私は蚊やゴキブリが苦手です。
同じように感じるママさんも多いのではないでしょうか?
しっかり対策はしたいけど市販のものは刺激や匂いが強い気がする…
そんな方におすすめなのが、天然アロマオイルを使った方法です。
実は、レモングラスやペパーミントなどのアロマオイル(精油)には、蚊やゴキブリが嫌がる成分が含まれていて、自然な香りで虫よけ対策ができるんです。
虫にとって苦手な香りでも、人にとってはいい香り!!気分も上がるのでおすすめです。
本記事では、虫が苦手な人にぴったりのアロマオイル(精油)と、安心・手軽な使い方をご紹介します。
虫対策にアロマオイルがおすすめな理由

夏になると気になる虫対策。ゴキブリのことを考えると気分が下がります。
市販の商品も良いけど、アロマオイル(精油)を使うと気分も上がって一石二鳥。
一度使ってみるのをおすすめします。
市販の虫よけとアロマオイルの違いとは?
市販の虫よけスプレーや殺虫剤は、即効性がありますが、化学成分のニオイが強かったり、お子さんやペットへの影響が気になる方も多いのではないでしょうか。
アロマオイル(精油)は植物から抽出されたもので、蚊やゴキブリなどの虫が嫌う香りを持つものがあり、天然素材でやさしく虫よけができます。
蚊やゴキブリが嫌がる香りのメカニズム
虫は人間と違い、嗅覚が非常に敏感です。
特定の植物から抽出された成分(例:シトラール、リモネン、メントールなど)は、蚊やゴキブリにとっては強い刺激となり、その場から遠ざかると言われています。
この性質を活用すれば、合成薬品を使わずに虫を寄せつけない空間をつくることができます。
蚊・ゴキブリが苦手なおすすめアロマオイル5選

虫が苦手なアロマオイル(精油)を5種類ご紹介します。
聞きなれたものから、初めて聞くものもあるかもしれません。
まずは一種類から試してみると良いでしょう。
レモングラス
お料理にも使用されるレモングラス、さっぱりしたレモン系の香りで、夏の蒸し暑さにもぴったり。
レモングラスには「シトラール」という成分が多く含まれており、蚊が嫌う香りとして知られています。
玄関やリビングにディフューズするだけで、蚊をブロックしてくれるでしょう。
※完全に蚊をブロックするものではありません
ティートリー
オーストラリアの先住民であるアボリジニがお茶として親しんでいたことで知られています。
アボリジニの間では抗殺菌・抗ウィルス・抗炎症などを期待して幅広い目的に用いられている万能精油です。
ティートリーは、森林をイメージする香りで、ゴキブリが特に嫌がります。
キッチンや流し台の近く、排水口周辺などに使えば、清潔感を保ちつつゴキブリ対策にもなるのが魅力です。
ペパーミント
スーッとする清涼感としておなじみのペパーミント。
メントール成分が含まれ、蚊・ハエ・ゴキブリなど多くの虫にとって不快な香りです。
冷感作用があるため、暑い夏にもぴったりの精油です。
ユーカリ
コアラが食べることから有名なユーカリ、クリアですっきりとした香りです。
ユーカリは、虫が嫌う「パラ-メンタン-3,8-ジオール」という成分を含んでいるので、虫を寄せつけにくいです。
鼻づまりやのどの痛みなどにもよいとされているので虫よけ対策と共に夏風邪にも使えます。
ラベンダー
アロマといえば有名なラベンダー、最もフローラルな香りだと言われています。
リラックス空間にはよく利用される精油です。
ラベンダーにはリナロールという成分が含まれ、実は虫よけにも有効。
蚊やハエを寄せつけず、心地よい睡眠環境をつくるのに役立ちます。
クローゼットや子供の寝室にもおすすめの精油です。
まずは自分に合った精油を見つけることから始めてみてもよいでしょう。
初めての方に使いやすいお試しセット。私もよく購入しています。

アロマオイルを使った虫よけの方法

アロマオイルを使用したことのない方にとっては道具を買ったりすることはハードルが高いかもしれません。
アロマオイル(精油)とお家にあるものでまずはチャレンジしてみるとよいでしょう。
コットンやサシェで玄関・キッチン対策
まずは手軽にお家にあるものを使う方法です。
アロマオイルをしみ込ませたコットンや小袋(サシェ)を使えば、特定の場所に香りを集中させて虫をブロックできます。
・ゴキブリが出やすいキッチンの隅にティーツリーやペパーミント
・玄関や靴箱にはレモングラス
・窓際にラベンダーで虫の侵入を予防
アロマディフューザーで空間全体を虫よけ
これを機にアロマ生活を楽しみたい方には簡単に始められるディフューザーがおすすめです。
ディフューザーに精油を垂らして使えば、部屋全体を自然な香りで包みつつ虫よけが可能です。
・レモングラスやユーカリを数滴加える
・蚊の出やすい夕方や夜に稼働させる
・窓際や玄関にディフューザーを置くと効果的
我が家では無印良品のデュフューザーを使用してます。
シンプルなデザインで簡単、使いやすいです。

手作りアロマスプレーの作り方と使い方
市販の虫よけスプレーの代わりに、アロマを使った手作りスプレーがおすすめです。
基本レシピ(100ml分)
- 無水エタノール:10ml
- 精油:10~15滴(レモングラス・ティーツリー・ユーカリなど)
- 精製水:90ml
まずは、無水エタノールをスプレーボトルに入れ、そこに精油を入れて軽く振りまぜます。
あとは精製水を入れて混ぜれば完成。
カーテンや玄関マット、ベビーカーにも使えて安心です。
※肌には付けないように注意しましょう!
アロマオイルを使う際の注意点

小さな子供やペットへの影響に注意
アロマオイル(精油)は天然とはいえ、使用量や使い方には注意が必要です。
特に小さなお子さんやペットがいる場合は、低濃度にしたり長時間の使用は避けましょう。
また、誤飲などの危険性もあるため、手の届かないところに保管しましょう。
肌に原液を使用しない
肌に直接塗る場合、精油は必ずキャリアオイル(ホホバ油など)で希釈して使用しましょう。
原液を直接肌に塗ると、かぶれやアレルギー反応を起こす可能性があります。
また、飲用したり、目に入れたりしないようにしましょう。
火気に注意
引火性があるので火気を扱う場所で、精油や精油を用いて作製したものを使用する場合には注意が必要です。
使用を避けたいシーン
虫よけや癒し空間を作ってくれるアロマオイル(精油)ですが以下のような場合は、注意が必要です。
・治療中の方:医師による治療を受けている方は、必ずかかりつけ医に相談する
・お年寄りや既往歴のある方:まずは低濃度から始める
・妊娠中や授乳中:子宮収縮などを起こしてしまう精油があるため確認が必要(ペパーミントは避ける)
合成香料を使用しない
精油は100%植物から抽出された天然香料です。
原材料にアロマオイルなどと記載されていても、天然香料ではなく合成香料の場合があるので注意が必要です。
見極めるポイントは
・原材料に「精油」または「エッセンシャルオイル」という表記のあるものを選ぶ
・安価なものは合成香料である可能性があるため避ける
アロマ環境協会が『AEAJ表示基準適合精油』と認めた精油にはラベル部分にマークがあるので、そのマークを目安に選ぶのも良いでしょう。

まとめ|自然な香りで快適&安心な虫よけ生活を
毎年夏になると気になる蚊やゴキブリ。
市販の薬剤に頼らず、植物の力でやさしく虫よけができるのがアロマオイル(精油)の魅力です。
今回ご紹介した5つのアロマオイル(精油)
レモングラス
ティーツリー
ペパーミント
ユーカリ
ラベンダー
どれも手軽に使えて、香りの癒し空間も作ってくれます。
特に小さなお子さんやペットがいらっしゃるご家庭では、みんなが安心して使える虫よけ方法として、日々の暮らしに取り入れやすいでしょう。
ぜひ今日から、アロマの香りで虫のストレスを減らす快適な空間づくりを始めてみてください。
